FXとは?稼ぐ仕組みを小学生でもわかりやすく図解で説明

FXとは?稼ぐ仕組みを小学生でもわかりやすく図解で説明

外国為替証拠金取引、通称「FX」は、世界中で人気のある投資方法の一つです。

今回は小学生でもわかりやすく、FXの基本的な仕組みや、どのようにしてお金を稼ぐのかをマンガと図解を使って説明します。

FXは、異なる国の通貨を交換し、その価格変動を利用して利益を得る取引です。

例えば、日本円とアメリカドルを交換するとき、円高や円安といった通貨の価値の変動が起こります。この変動をうまく利用することで、お金を増やすことができるのです。

では、具体的にどうやってFXで稼ぐのか、その仕組みを見てみましょう。

FXで稼ぐ仕組み

FX(エフエックス)とは、外国のお金を買ったり売ったりして、その値段の差で利益を出すことをいいます。使える通過ペアは30種類以上あり、主要なペアは下記の通りです。

米ドル/円 (USD/JPY)アメリカの通貨(米ドル)と日本の通貨(円)のペアです。
ユーロ/米ドル (EUR/USD)ヨーロッパの通貨(ユーロ)とアメリカの通貨(米ドル)のペアです。
ポンド/米ドル (GBP/USD)イギリスの通貨(ポンド)とアメリカの通貨(米ドル)のペアです。
オーストラリアドル/米ドル (AUD/USD)オーストラリアの通貨(オーストラリアドル)とアメリカの通貨(米ドル)のペアです。
米ドル/スイスフラン (USD/CHF)アメリカの通貨(米ドル)とスイスの通貨(スイスフラン)のペアです。
ユーロ/円 (EUR/JPY)ヨーロッパの通貨(ユーロ)と日本の通貨(円)のペアです。
ユーロ/ポンド (EUR/GBP)ヨーロッパの通貨(ユーロ)とイギリスの通貨(ポンド)のペアです。

FXはドルと円だけでなく、色んな組み合わせで行う事が出来るんです。

日本円以外の海外のお金同士で行う場合は、円をそれぞれの国の通貨に変えてから取引を行います。

お金の値段が変化を使って稼ぐ

外国のお金(通貨)の値段は毎日変わります。今回は分かりやすく、日本の「円」とアメリカの「ドル」を例に出して説明します。

お金の値段は24時間変化し続けて、例えば、1ドルの値段が100円だったり、105円になったりします。

何でお金の値段が変わるの?

色んな理由があるんだけど、分かりやすく言うと

ある国の経済が良くなると、その国のお金の価値が上がって値段が上がるにゃ。

逆に悪くなると、価値が下がって値段がさがるにゃ。

具体的には?

例えば、新しく大きな工場が出来ると、たくさん物を作れるようになるから=価値が上がり

戦争や地震などの天災が起きると=価値が下がる、みたいな感じだにゃ。

安い時に買って高い時に売る

このお金の値段の変化を使って、FXで稼ぐ事が出来ます。

100円の時に1ドルを買って、105円の時に売ると、5円の利益が出ます。これが「安く買って、高く売る」ということです。

1ドル=100円の時に、10000円分のドルを買う=100ドル

1ドル=105円の時に、100ドルを売る=10,500円

500円儲かったね!という流れです。

高い時に売って、安い時に買い戻す

逆に、高い時に売って、安い時に買い戻すこともできます。例えば、105円の時に1ドルを売って、100円になった時に買い戻すと、また5円の利益が出ます。

実際には持ってないのに売る事ができるの?

良い質問だにゃ!

FXでは、持っていない通貨を売ることができるにゃ。

これを「空売り(ショート)」というにゃ。

今の値段が高いと思ったら、その通貨を売ります。例えば、1ドルが100円の時に「1ドル売ります」と言います。

その後、値段が下がった時に、その通貨を買い戻します。例えば、1ドルが95円になった時に「1ドル買い戻します」とします。

100円で売って、95円で買い戻すので、5円の利益が出ます。

もう少し分かりやすく見ていきましょう。

例えば、君が友達から「おもちゃ」を借りるとします。

  1. 高い時に売る

借りたおもちゃが高い値段(100円)で売れるとします。君はそのおもちゃを100円で売ります。

  1. 安い時に買い戻す

その後、そのおもちゃの値段が下がって、50円で買えるようになります。君は50円でそのおもちゃを買い戻して、友達に返します。

  1. 利益を得る

100円で売って50円で買い戻すので、50円の利益が出ます。

このようにして、「安い時に買って、高い時に売る」か、「高い時に売って、安い時に回戻すか」で利益をうみだし、FXで稼ぐ事が出来るんです。

【注意】FXには手数料が掛かる

銀行でお金を振り込んだりする時に手数料がかかるように、FXの取引にも手数料が発生します。

手数料1.スプレッド

FXに限らず、外貨を取引する際には、買う時と売る時の価格が別々に設定されています。 たとえば海外旅行に行くために両替をして、帰国時にあまった外貨を日本円に戻す場合なども、同じように買値と売値が違います。 FXでは、この価格の差のことを「スプレッド」と言います。

さらに、具体例を挙げながら詳しく見てみましょう。

つまり、仮に買った値段と同じ値段で売ったとしても損をするという事です。

スプレッドに関しては、「取引には手数料が発生する」と覚えておけば大丈夫!

どれくらいかかる?

スプレッドの幅はFX会社や通貨ペアによって異なりますが、例えばドル円の場合、日本口座だと一般的に0.1銭前後、海外口座だと0.5銭前後です。

他の通貨ペアだと、もう少し広くなるケースが多いです。

手数料2.スワップポイント

スワップポイントは、買った(もしくは売った)通貨を翌日も持ち続ける間に発生する金利の差額のようなものです。2つの異なる通貨を取引するとき、それぞれの通貨には異なる金利が存在します。この金利差を調整するために、スワップポイントが発生します。

例えば、日本円で米ドルを買った場合、米ドルの金利と日本円の金利の差がスワップポイントとなります。

スワップポイントの仕組み

例えば、米ドル(USD)と日本円(JPY)の取引をした場合、米ドルの方が金利が高く、日本円の金利は低いです。(2024年7月時点)

この場合、米ドルを買って日本円を売ると、米ドルの金利が高い分だけスワップポイントを受け取ることができます。

逆に、日本円を買って米ドルを売ると、スワップポイントを支払う必要があります。

受け取る場合高金利通貨を買って低金利通貨を売ると、その金利差を受け取ることができます。
支払う場合低金利通貨を買って高金利通貨を売ると、その金利差を支払う必要があります。

スワップポイントがプラスの場合、その通貨を持っていると毎日お金がもらえます。

スワップポイントがマイナスの場合、その通貨を持っていると毎日お金を支払う必要があります。

手数料3. FX会社に払う取引手数料

取引を行うたびにかかる手数料です。これはFX会社によって異なります。最近では、取引手数料が無料のFX会社も多いです。

FXで稼ぐ仕組み まとめ

FX(エフエックス)とは、外国のお金を買ったり売ったりして、その値段の差で利益を出す方法です。

主要な通貨ペアには、米ドル/円やユーロ/米ドルなどがあり、様々な組み合わせで取引ができます。

お金の値段は経済状況や需要と供給の変化によって毎日変動し、それを利用して、安い時に買って高い時に売る、または高い時に売って安い時に買い戻すことで利益を得ることができます。

そして、FX取引には以下の手数料がかかることに注意が必要です。

  1. スプレッド: 通貨を買うときと売るときの値段の差で、取引のたびに発生します。
  2. スワップポイント: 通貨を持ち続ける間に発生する金利差で、受け取る場合もあれば支払う場合もあります。
  3. 取引手数料: 取引を行うたびにかかる手数料で、最近では無料のFX会社も多いです。

FXは、適切な知識とリスク管理が必要な投資方法です。基本的な仕組みを理解し、手数料についても把握することで、より安全に取引を楽しむことができます。

次回はFXの「自動売買」について詳しく説明いたします。もし興味があれば、是非ご覧ください。

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ナナにゃん

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