- 2024年12月28日
金投資はどうやって始める?初心者におすすめの投資方法は?
はじめて金投資を検討している方の中には、「金を買うメリットって何だろう?」「どんな方法があるのだろう?」といった疑問をお……
「金投資は聞いたことがあるけれど、銀投資ってどうなの?」「銀も資産保全になるって本当?」と疑問を持たれる方は少なくありません。
そもそも、金投資と銀投資って何が違うの?
金と銀は一見似ているようで、実はそれぞれ特徴があるんだよ!
実は銀には、金やプラチナとは異なる需要と特徴があり、投資先として魅力を感じるポイントが多々存在します。
この記事でわかる事
本記事では、初心者が銀投資を始める際に知っておきたい基礎知識から、金やプラチナとの違い、銀投資のメリット・デメリット、具体的な投資方法、さらに今後の見通しや注意点までを網羅的にご紹介します。銀投資を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
銀投資とは、読んで字のごとく“銀”を投資対象とすることです。資産運用や資産防衛のために、銀を購入・保有し、その後の価格上昇や現物の価値増加を期待して利益を得ることを目指します。
主な投資スタイルとしては、銀の現物(インゴットやコイン)を購入する方法と、銀ETFや先物取引など金融商品を通じて行う方法に大別されます。
具体的な方法については、追って説明するにゃ!
ここでは、金・銀・プラチナそれぞれの特徴や違いを分かりやすく表にまとめます。
金(Gold) | 銀(Silver) | プラチナ(Platinum) | |
---|---|---|---|
主な用途 | 投資・装飾品(宝飾) | 工業用途(電子部品・医療・太陽光パネルなど)、宝飾、投資 | 自動車触媒、宝飾、投資 |
価格帯 | 高い(1gあたり数千円程度) | 比較的安い(1gあたり百数十円~数百円程度) | 金より少し安いか、時期によっては同水準になることもある |
価格変動 | 比較的安定的 | 需要動向により金以上に変動が大きい | 需要・供給に左右されやすく、金と比べると変動幅が大きいことが多い |
安全資産 | “有事の金”として知名度が高い | 金ほどの“安全資産”イメージは薄いが、値上がり期待+実需への需要がある | 歴史的には希少性が高く、近年は投資対象としての人気も高い |
投資のしやすさ | インゴット(実物)・コイン・ETFや先物など多様な手段 | と同じく、インゴット・コイン・ETFや先物など多様で、価格も安いので少額投資がしやすい | 同様にインゴット・コイン・ETFがあり、ただし価格は金と変わらないかやや安め |
次に、銀投資特有のメリットを見ていきましょう。
金やプラチナに比べてグラム単価が安いため、初期投資額が少なく済みます。金は1gあたり数千円の価格帯ですが、銀は100円台~数百円台で購入できる時期もあり、投資ハードルが低いことが魅力です。
電気・電子製品や太陽光パネル、医療用機器といった幅広い産業で必要とされるため、世界経済の回復や環境エネルギー分野の拡大が進むと銀の需要も上向くと考えられています。特に太陽光パネルはクリーンエネルギーとして世界的に需要が伸びており、銀価格の上昇要因の一つとされます。
金ほどではないにせよ、銀も「実物資産」としての側面があり、インフレに強い性質を持ちます。また、世界的な金融不安やドルの価値下落が起きた際に「貴金属に資金が流入する」という動きが期待できるため、資産分散の一角として注目されます。
これは金と同じだにゃ!
銀は、金よりも価格変動が大きい(ボラティリティが高い)ため、相場が上昇局面に入ったときのリターンが大きくなる可能性があります。リスクを厭わない投資家にとっては、比較的短期での値幅取りが狙えるとも言えます。
銀に投資する方法は、大きくわけて5つあります。
証券取引所に上場している銀関連のETFに投資する方法です。ETFを通じて間接的に銀の現物を保有している形となります。
証券取引所の先物市場で銀の先物を売買する方法です。
レバレッジを効かせられるので、少額資金で大きな取引ができる反面、リスクも高くなります。短期的な値幅取りを狙う投資家に適した手段ですが、商品先物取引の仕組みやリスクを十分理解しておく必要があります。
レバレッジとは?
少ない資金で大きな取引を行う事。レバレッジ100倍なら、元手10,000円で100万円分の取引をする事が可能です。その分得られる利益が大きくなる半面、元手以上のマイナスを被る可能性もあるので注意が必要です。
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証券会社・貴金属販売会社のサービスによっては、金・プラチナと同様に銀の積立投資を毎月定額で行える商品があります。
銀の採掘会社や製錬会社、あるいは銀の需要増に恩恵を受ける企業の株式に投資する方法もあります。ただし、株式価格は銀の価格だけでなく、その会社の業績や市場動向、経営リスクなどにも左右されるため、銀価格のみに連動しにくい点には注意が必要です。
銀投資の資金は投資する方法によって異なってきますが、最低価格は1,000円前後~になります。
「ある程度まとまった資金がある」「現物の存在感を重視したい」という方は、インゴット(銀地金)を購入する方法も検討できます。
大きな重量のインゴットほどグラムあたりの単価は安くなりますが、保管や売却手続きの手間がある点を踏まえて判断しましょう。
銀価格は、工業需要に大きく左右されるため、世界経済の状況や技術革新の動向次第で今後も大きく変動しうると考えられています。
また、ESG投資の流れや再生可能エネルギーの拡大によって、太陽光パネルに欠かせない銀需要がさらに伸びる可能性があります。銀は「インダストリアルメタル」でありながら「貴金属」であるという二面性を持つがゆえ、景気が上向く局面では需要が伸びやすく、供給不足が意識されれば価格上昇が見込まれるのが大きなポイントです。
一方、投資家にとってはいくつかの注意点も押さえておく必要があります。
メリットでも触れた通り、銀はボラティリティが高く、価格の乱高下が起きやすい金属です。短期の値幅取りを狙うならチャンスがある一方、長期で保有していると予想外に急落するリスクもあります。過度なレバレッジを効かせた先物取引はハイリスクですので、初心者は慎重に取り組むべきでしょう。
金に比べると銀は流動性が高いとはいえ、場合によっては買いたいとき・売りたいときに希望する価格で売買が成立しないこともあります。
特に現物(インゴットやコイン)はディーラーの買い取り価格と売り出し価格に差がある(スプレッドが広い)ため、利益を出すにはある程度の値上がり幅が必要となる点も頭に入れておきましょう。
目的別!おすすめの銀投資方法
最後に、「初心者から上級者まで幅広い層におすすめの投資方法」を整理しつつ、銀投資の選び方を解説します。
銀は金やプラチナと比べて投資単価が安く、工業需要の拡大や環境エネルギー分野の成長により、今後の価格上昇が期待される魅力的な金属です。一方で、ボラティリティが高く、価格が乱高下しやすいことや、現物購入時に消費税がかかる点など、注意すべきリスクも存在します。
銀は「工業的な需要」と「貴金属としての価値」の両面から将来性が注目される投資対象であり、初めての貴金属投資にも挑戦しやすい側面があります。とはいえ、投資である以上はリスクが伴い、特に銀は値動きが激しい側面があるため、余剰資金でスタートすることや、分散投資の一環として取り入れることが重要です。
これから銀投資を始める方は、ご自身の投資目的やリスク許容度、運用期間に合わせて最適な投資スタイルを選択し、情報収集や市場動向の把握を怠らずに行いましょう。銀の特性を活かした投資戦略を組み立て、上手に資産形成に活かしてみてください。
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