投資のレバレッジとは?どこよりも簡単に解説│最大は?FXや仮想通貨でも使える?

投資のレバレッジとは?どこよりも簡単に解説│最大は?FXや仮想通貨でも使える?

投資を学び始めると、「レバレッジ」という言葉をよく目にします。

レバレッジってよく聞くけど、イマイチ分からないと思ってたにゃ…

レバレッジは資金に“テコ”をかけるイメージだにゃ。
レバレッジを使うと、少ない元手で大きな利益を狙える可能性があるにゃ♪

レバレッジとは、資金に“テコ”をかけてより大きな取引を行う仕組みのことです。つまり、自己資金よりも大きな金額の取引が可能となり、上手に使えば効率的に利益を狙える一方、リスクも高まります。

簡単に言うと…

少ない資金で、大きな額の取引が可能=少ない資金でも、大きな利益が狙える

本記事では、レバレッジの基礎から計算方法、メリットや注意点、そしてFX初心者がどのくらいのレバレッジを設定すればよいのかなどを、できるだけ分かりやすく網羅的に解説していきます。さらに、仮想通貨やコモディティ(商品先物)など、レバレッジを使った取引が可能な投資対象についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.レバレッジとは?

レバレッジの基本的な考え方

レバレッジ(leverage)とは直訳すると「てこ」という意味です。小さな力で大きな物を動かす“てこの原理”のように、自己資金(証拠金)に対して数倍・数十倍の取引ができる仕組みを指します。たとえば、手元に10万円の資金があっても、レバレッジ10倍であれば100万円分の取引が可能になります。

レバレッジを活用すると、相場が思惑通りに動いたときのリターンが大きくなるという利点があります。しかし、その反面、相場が予想と反対に動いた場合は損失も大きく膨らむことに注意が必要です。

レバレッジを使った取引ができる主なもの

一般的に、株式の信用取引やFX(外国為替証拠金取引)でレバレッジという言葉が使われることが多いですが、近年では仮想通貨の証拠金取引や商品先物取引(コモディティ取引)など、さまざまな金融商品でレバレッジを活かしたトレードが行われています。

  • FX(外国為替証拠金取引)
    国内FXでは個人投資家の最大レバレッジが25倍に規制されています。海外FXではさらに大きなレバレッジを提供する業者もありますが、海外業者を利用する場合は金融ライセンスの有無やトラブル事例の有無などをしっかり確認する必要があります。
  • 仮想通貨(暗号資産)
    以前は海外取引所などでレバレッジ100倍といった高レバレッジが可能でしたが、国内では規制が進み、個人投資家が利用できるレバレッジは2倍程度に制限されています。海外取引所の場合は今でも高レバレッジを設定できることがありますが、こちらも規制の問題や取引所の信頼性をチェックすることが重要です。
      
  • コモディティ(商品先物)
    金や銀、原油、小麦、大豆などの先物取引でもレバレッジを利かせることができます。証拠金を預けることで、実際に大量の現物を保有することなく大きな金額の売買を行えるため、資金効率を高められます。
      
  • 株式の信用取引
    株式投資にも信用取引を利用することでレバレッジをかける手法があります。日本の制度上は、一般的に3.3倍程度のレバレッジがかけられます。

レバレッジは最大で何倍かけられる?

レバレッジの最大倍率は、取引する商品や資産の種類、規制、取引所や証券会社の方針によって異なります。また、日本国内の口座海外の口座では規制が異なるため、レバレッジの上限も変わります。

日本口座では最大25倍、海外口座では2,000倍まで可能な証券口座が多いです。

日本口座海外口座
FX最大レバレッジは25倍最大レバレッジ:500倍~2000倍
CFD(差金決済取引)概ね5倍~10倍程度が主流50倍~100倍が主流
先物取引10倍~20倍程度が一般的20倍以上になる場合も
規制厳しい(金融庁の監視下)緩やか(国による規制差あり)
投資リスク比較的低い高い(損失リスクも高い)
※ただし口座による

日本では、金融庁が規制を行っており、投資家のリスクを抑えるためにレバレッジの上限が厳しく設定されています。逆に海外では日本の金融庁の規制が適用されないため、非常に高いレバレッジが提供されることがあります。

1. レバレッジとは?

レバレッジの基本的な考え方

レバレッジ(leverage)とは直訳すると「てこ」という意味です。小さな力で大きな物を動かす“てこの原理”のように、自己資金(証拠金)に対して数倍・数十倍の取引ができる仕組みを指します。たとえば、手元に10万円の資金があっても、レバレッジ10倍であれば100万円分の取引が可能になります。

レバレッジを活用すると、相場が思惑通りに動いたときのリターンが大きくなるという利点があります。しかし、その反面、相場が予想と反対に動いた場合は損失も大きく膨らむことに注意が必要です。

2. レバレッジの計算方法

レバレッジは、取引金額 ÷ 証拠金によって計算できます。たとえば、証拠金として10万円を用意し、合計で100万円分の取引をした場合、レバレッジは10倍となります。

  • 証拠金10万円 × レバレッジ10倍 = 取引金額100万円

FXにおいては、1通貨単位ではなく1万通貨や1,000通貨など、取引単位がある程度決まっています。たとえば米ドル/円を1ドル=100円と仮定し、1万通貨(100万円相当)を購入する場合に必要な証拠金を4万円とするならば、

  • 取引金額(100万円相当) ÷ 証拠金4万円 = レバレッジ約25倍

という計算になります。実際の必要証拠金はFX会社や通貨ペア、レートによって異なりますが、このような形でレバレッジを算出できます。

3. レバレッジを使うメリット

レバレッジがある投資の最大の特徴は、少ない元手で大きなリターンを狙える可能性があることです。具体的には次のようなメリットが挙げられます。

小さな資金で大きな取引を行える

自己資金が少なくても、テコの原理を利用してより大きなポジションを持てます。たとえば、10万円しか資金がない場合でも、レバレッジ10倍なら100万円分の取引が可能です。相場が予想した方向へ動き、大きく利益が出た場合には効率的に資金を増やせます。

投資機会を広げられる

資金力が少ないとき、現物取引(レバレッジなし)だと投資できる対象が限られる場合があります。レバレッジを活用すれば、より幅広い通貨や商品にアプローチできたり、同時に複数の銘柄や通貨ペアへ分散投資する余地が生まれたりします。

下落相場でも利益を狙える(空売りが可能な場合)

FXや先物取引、あるいは株式の信用取引などでは、空売り(ショートポジション)を持つことで相場の下落局面でも利益を得られます。レバレッジ取引ではこのショートポジションも使いやすく、相場のどちらの方向でもチャンスを見つけやすいという利点があります。

4. レバレッジを使うリスク

レバレッジ取引には大きなリターンが期待できる一方で、当然ながらリスクも高まります。想定外の値動きで資金を大きく減らしてしまうこともあるため、初心者ほど慎重に取り組むべきです。

損失額が拡大しやすい

レバレッジをかけた取引では、利益だけでなく損失も「倍増」します。たとえば、レバレッジ10倍で取引を行っている場合、相場が予想と反対に1%下落すると、自己資金に対して10%程度の損失(=10倍)を被ることになります。

ロスカット・追証のリスク

FXの場合、一定の証拠金維持率を下回ると強制決済(ロスカット)が発動し、損失が確定します。さらに、相場が急変したりギャップダウン(窓開け)した場合など、ロスカットが間に合わずに証拠金以上の損失が出ることがあり、追証(追加で証拠金を入金する義務)が発生することもあります。

そのため、レバレッジをかけて金の取引を行うためにはゼロカットシステムがあるXMTreading等の海外口座がおすすめです。

XMTreadingのメリット

  • 利用者数が多い:XMの利用者数は世界190ヶ国・1,000万人以上
  • 入金ボーナスがある:新規口座開設ボーナスや、$500までの100%入金ボーナス+$10,000までの20%入金ボーナスもあります。ボーナスは換金する事が可能
  • ゼロカットシステムがあるから資金がマイナスにならない
  • レバレッジが最大1000倍(※レバレッジの説明は後述)
  • 完全日本語対応でサポートが充実している

メンタルへの負荷が大きい

レバレッジを高くかけるほど含み益や含み損のブレが大きくなり、毎日の値動きに一喜一憂しやすくなります。冷静なトレード判断をするためには、過剰なレバレッジを避け、リスク管理を徹底する必要があります。

5. FX初心者におすすめレバレッジと余裕資金の目安は?

FXでは、国内業者の場合、最大25倍のレバレッジをかけることが可能です。とはいえ、初心者のうちは過度なレバレッジ取引は避けたほうが無難です。

目安としては3倍~5倍程度のレバレッジからスタートし、取引に慣れてきたら少しずつ引き上げていく、というアプローチがよく推奨されます。

資金管理の観点からは、取引に充てる資金は必ず「余裕資金」の範囲内で行いましょう。万が一相場が予想外に大きく動いても、生活費や他の投資に支障をきたさない程度の金額に抑えるのが鉄則です。

経験を積むにつれ自分なりの損切りルールや、含み損に耐えられる範囲を把握できるようになりますが、最初のうちはリスク管理を最優先に考えることが大切です。

6.レバレッジに関するよくある質問

レバレッジ取引で借金を背負う可能性は?

ロスカット機能はあっても、相場変動が大きい場合や土日などの休場明けに大きくレートが飛ぶ「窓開け」が発生した場合には、証拠金を超える損失が発生し、追証が必要になるケースがあります。借金を負うリスクをゼロにすることはできません。

ただし、海外口座ではゼロカットシステムを取り入れている場合も多く、資金がマイナスになる事がないので安心です。

\ゼロカットシステムで安心安全なXMTreading/

レバレッジは低ければ安全ですか?

レバレッジを低めに設定すればリスクは抑えられますが、相場環境によっては想定外の動きで大きく損失を出すこともあり得ます。レバレッジが低い=必ず安全というわけではなく、あくまでも相場やリスク管理の仕方が大切です。過信せず、継続的な勉強や経済指標のチェックなどを怠らないようにしましょう。

仮想通貨やコモディティでもレバレッジを使うメリットはありますか?

仮想通貨や商品先物の場合も、現物を大きな資金を用意して購入しなくてもレバレッジを通じて大きなポジションを持てるメリットがあります。

特に仮想通貨は価格変動が激しいため、想定を超える利益が狙える一方、急落などで大きく資金を失うリスクがある点には留意する必要があります。

コモディティでも、レバレッジを利用すれば小さな資金で大量の原油や金などを取引できるため、資金効率が高まりますが、同様に損失拡大リスクも高いです。

まとめ

レバレッジとは、まさに“てこの原理”を活用して自己資金以上の大きな取引ができる仕組みであり、少額からでも効率的に利益を狙える反面、相場が逆行すると損失が急拡大するリスクを伴います。FXや仮想通貨、コモディティなど、多彩な投資対象でレバレッジ取引が可能ですが、初心者のうちは無理のない範囲で低めのレバレッジ設定からスタートするのが基本です。

  • レバレッジの計算方法は「取引金額 ÷ 証拠金」で簡単に求められます。
  • メリットは「小さな資金で大きな投資機会を得られる」こと。
  • リスクは「損失の拡大が早い」「ロスカットや追証の恐れがある」こと。
  • FX初心者にはレバレッジ3~5倍程度がおすすめで、あくまで生活に支障のない余裕資金で取り組むことが重要です。

投資において大切なのは、常にリスクとリターンのバランスをとることです。レバレッジを上手に活用して投資効率を高めたいと思う一方で、急な相場変動や経済ニュース、世界的な情勢不安などに備えて、「もし予想外の動きになったらどう対処するか?」を事前に考えておく必要があります。

レバレッジを効果的かつ安全に使うためには、自分の取引スタイルやリスク許容度を踏まえた資金管理、ルール設定、損切りラインの徹底が欠かせません。

レバレッジは正しく使えば大きな味方となり、資金効率を飛躍的に高めてくれる強力な道具です。しかし、過信して無理なトレードを行えば一気に資金を失う恐れもあります。まずは低リスクの範囲でレバレッジ取引を体験してみて、徐々にスキルと経験を積み重ねながら、自分に合ったレバレッジの“ちょうどいいバランス”を見極めていきましょう。

私がこの記事を書いたよ!

ぬこにゃん

ぬこにゃん

為替市場の鋭い眼を持つネコにゃん! 自宅の心地よいオフィスから世界経済を見守り、 飼い主の傍らで日々のトレード 生活費を稼いでで飼い主を支えるにゃ!

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